2009/4/30 真鯛 釣行記
とび島丸 田子島沖 戻る 進む

 一応GWの連休が取れましたので、たまには土日以外の日に釣りに行こうということで、行ってきました。 真鯛ね。 とび島丸ね。

 今期最多41枚という良き日に釣りをする事ができました。嬉しいね。

 連休とはいえ、平日の木曜日。 さぞかしお客さんが少なく、いいコンディションで楽しめるだろうと、港に着くと、総勢14人? いつもの土日よりも多いじゃん!!!

 まぁ、のっこみ真鯛が楽しめりゃいいやと、準備を開始。 船長に言い渡された船座は、右舳トップ。今日の流れはどんなもんでしょうかね。

 6:10過ぎ、早々と岸払い。 のんびりした操船で一路、田子島沖へ。 右隣は、常連のKさん。(2007年のナンバー2のサイズを釣り上げています) 操船がゆっくりなので、風に飛ばされる心配もないことから、私は仕掛けの準備に入りました。 2段テーパー上段をクッションゴムに装着し、何度も何度もハリスを伸ばします。 そして、今日試す重要なアイテムである、ガン玉。 いつも使ってるジャン。と、思う人がいると思いますが、いつも使っているのは4B。 今回の私は、4B×3で、12Bです。 更に、チモトから1ヒロの所に2Bを入れ、激重し掛けの準備が完了しました。

 この仕掛けの狙いは、重たくすることで、常に竿で仕掛けのテンションを感じ取れるところにあります。 常にテンションを張った状態で、上から7ヒロをほぼ垂直に落とす。 そして、潮に乗せる先の3ヒロを同じくテンションを張りつつ潮に乗せるそして、最後の1ヒロだけ真横にたなびかせ、コマセを食いに上がってくる真鯛の口に放り込むイメージです。 つまり、一番最初に振り出したコマセに付け餌を同調させるやり方です。 ですので、最初のコマセの蒔き方が非常に重要になる訳です。

 と、前置きは置いておいて、朝の一投目。 まずは、イサキを主体に狙い、それに連れられる真鯛を誘き寄せる作戦のようです。 とりあえず、激重仕掛けのバランスを確かめるべく、指示棚より15m沈めてからアタリを待ちます。 すると、隣のKさんにイサキのアタリ。 そこで私よりも先にイサキが食いつく理由を裏付けるべく、仕掛けをゆっくりゆっくり持ち上げ、テンションを緩めたところに、私にもヒット。(イサキ)

 理由は簡単。 イサキは上に上に上がります。 私の仕掛けを通り越して餌を食いに行っているのが分かったので、付け餌を魚がいる位置に戻したということです。 と、イサキ3連発。 このとき、激重仕掛けの逆効果が出ます。 重たいものだから、潮の流れに乗ると、軽い仕掛けよりも加速度が付いてしまいます。 その結果、早く合わせていても、仕掛けを飲み込まれてしまう訳です。 この3匹で、仕掛け交換1回、針の結び直し1回。

 仕掛けを交換している最中に、真鯛らしき反応あり。 途端に釣れなくなる船中に、船長が大笑い。「釣り方だって、魚の位置だってそんなにかわんないのに、何で真鯛を意識するとイサキまで釣れなくなるかねぇ。」って具合に。 で、仕掛け交換の終わった私も、投入。 確かに真鯛の反応が見える為、指示棚より3m上で溜めておいて、ゆっくり指示棚に戻した瞬間に、ヒット。 船中1枚目の真鯛。 やはり、この攻撃的な仕掛けは待って獲るものではなく、口の中に放り込む釣り方のようです。 この後も立て続けに2枚を掛け、小さいながらもクーラーが賑やかになったのでした。

 

 しかし、ここから潮が艫に流れ、魚が後ろに集まります。 そんならこっちに寄せてやると、コマセの振出を更に下に絞り、出来るだけ下に寄せられるよう神経を集中。 誘い上げておいて落とし込み、更にテンションを掛け、落とし込み、食い棚直前でテンションを掛け直し、張りを取る。 そして、遂に方舷全員をすっ飛ばし、潮上で1.5kgをゲット。

 潮が緩み出し、軽い仕掛けを試す人もいましたが、私は緩んだだけで、速さを感じていたので、更に仕掛けを攻撃的に変化させます。 チモトから30cmのところにBを追加。そして、上段を6号から5号に変更し、潮の抵抗を落とします。 指示棚より18m沈め、コマセを蒔いて指示棚+2m巻き上げ。 2m送り込んでから、指示棚に合わせ掛けた瞬間大きなアタリ。これが、3.55kgでした。

 さぁ、手返し手返し。 同じく18m下からコマセを蒔いて、指示棚+2m。送って送って、指示棚に合わせ、竿を50cm上げてテンションを掛けてから元に戻してヒット。2kg

 さぁ、手返し手返し。 今度もコマセを振り上げ戻して、リリースサイズを追加。 3投3枚と、誰もついてこられません。コマセを魚の食いに合わせ、そこに付け餌を放り込む釣り方で、いい型を連発させることに成功しました。

 

 さぁ、もう一丁というところで、予想外の妨害を受けることに・・・ 蜜蜂の猛攻撃です。 何で私のところに集まるのか分かりませんでしたが、20匹を超える蜜蜂が私に飛んでくる。 「やかましぃー!」と、叫びつつ振り払いつつ船の上で蜜蜂退治。(世界的な不足など知らん!)

お陰で、1、2枚損していると思います。

まぁ、キープ6枚取れたし、思い通りの釣りが出来たので大満足です。 石花海の大鯛を狙う前に、ちょっとしたテクを身に付けられたかな。 これで、すっきりして、大鯛狙いに専念することができそうです。