2007/3/21 真鯛 釣行記
とび島丸 田子島沖  進む
 3/21、とび島丸にて、真鯛釣りに行って来ました。今回は、天神君が同行することになりました(初真鯛釣りでした)。

 昼間、出船を確認すると(HPでは、一人になっていたので)、「予定通り出ますよ。今5人。」、なーんて話だったので、多くて10人いないだろうなんて思い、港についてみると、14人  ̄□ ̄ 何でやねん・・・

 船長の奥さんに挨拶。「鬼カサゴは卒業ですか?」って、ハハハ、真鯛釣らしてちょうだいな。 船に近づき、船長に挨拶。船長も、「今日、鬼出てるよ。いいんですか?」ってニヤニヤ。 常連の人たちも、「大分、鬼釣ったでしょう?」って、皆で鬼、鬼、鬼話し。 本多さん、坂上さん、近藤さんがいるじゃん!!! 今日、竿頭は厳しいぞぉという感じ。 左前2、3の船座に決まり、準備開始。いざ、田子島沖へ。

 天気は晴れ、凪、風も弱い。 7時、実釣開始。9号マダイ針に、4号ハリス。1ヒロの所に枝スを入れた2本針、全長10ヒロでスタート。 水深70m、指示棚40m辺りから。 指示棚よりも、ハリス分沈めて、コマセを出しながら指示棚に合わせます。 探見丸を見ながら、魚の反応をうかがう。反応はあれど、ヒットせず。のっこみ期のバリバリの反応とはちょっと違う。まだプレシーズンなのかな。 暫くすると、右舳、右艫、右2番と、右、右特に、後ろ側にヒット。左は静か。

 

 開始から2時間ほど経過したところで、左後ろにヒット。 漸く左に潮が回ってきたかなぁと、思ったところ、左3番目の天神君が慌てたように、竿を立てました。 まぁまぁの引きをしているので、1kg程度の真鯛だろうと思い、玉網の準備をしてあげました。 天神君は、初真鯛に真剣に取り組んでいました(もう少しドラッグを緩めておいた方が良かったと、後で振り返ってました。)。 見事、初真鯛をゲットしました。

 そして、10時少し前、仕掛けを馴染ませ、餌を止めた私の竿に待望の真鯛がヒット。竿を立てると、ラインがズルズル滑り出しました。中々の良型の引きをしたので、慎重にやり取りを開始。巻いて、巻いて、あと10mとなったところで、どうやら隣の坂上さんとオマツリしてしまったようです。しかし、お互い、とび島丸常連組み。魚を掛けた人優先で主導権を渡してくれます。ビシを回収し、仕掛けを手繰ると、「あり? バレた???」・・・オマツリしちゃうと、針が外れちゃったりするんですね。「ごめんなさい。」。「いやいや仕方ないですよ。」と、本当にしょうが無いんです。まぁ、気を取り直して再開です。

 10:45、指示棚から誘いを入れようと、誘い上げをして、仕掛けを止めたところ、グン、ググン、ギューッ。というアタリ。竿を立て、引きをかわして巻き上げます。誘い上げのところで食ってきたので、真鯛??? という感じで巻いていると、右舷でもヒット。船長が、「メジナかな?」なーんて言ってました。 仕掛けを回収すると、海面に上がったのは、黒い魚体。「メジナだ。でも、型はいいぞ。」という事で、右舷から常連の本多さんが飛んできて、玉網入れをしてくれました。 真鯛でなくて残念でしたが、1.5kg程度の良型でした。

 気分も少し良くなり、次の流しに。 そこで、仕掛けを変更することにしました。 下針に食ってきているのがわかっていたので、既に1本に変更していましたが、ハリスを1ランク落とすことにしました(だって食いが今一なだもん)。 8号マダイ針に3号ハリスへ変更。

 

 11:00、指示棚35m。仕掛けを馴染ませ、手返しに移るかどうかという状況。 手返しか、待ちか、迷いましたが、誰も当たってないので、手返しを選択。付け餌はそのまま残っている。付け餌を変更し、仕掛けを投入。指示棚で仕掛けを馴染ませる。 回りでも手返しをする状況。 反応がちょろちょろ出始めたので、落とし込みをすることにしました。 落とし込みというのは、マダイ釣りで最も有効なテクニックの一つなのですが、ただ落とせばいいというわけではありません。不用意に落とせば、魚が嫌がり、結局魚を散らしてしまいます。では、どうするの?誘いあげておいて落とし込むです(Keeさん仕込み)。 落とし込みをして、指示棚にセット。仕掛けを止めた瞬間、竿先に魚が反転した感触が。 合わせを入れると、ゴン、という重みとともに、一気にラインが滑り出しました。 「デカイ!」と、ヒット宣言。 竿を立てると、引くは引くは、一気に20m近く走りました。少々ドラッグを強め、リーリングしやすくしてから、巻上げを開始。 左舷は全員竿を置いて協力状態。 ゆっくり、ゆっくりやり取りを行い、35mまで難なく巻き上げ。しかし、ここから魚が抵抗します。 竿を立て、竿が起き上がったところでリーリング。1m、2mと、確実に巻けるのですが、30mまでくると、魚が引っ張り、元の位置。巻いて引っ張られて元の位置。暫く繰り返し、漸く違う糸の色に変わりました。と、思ったら、またもや走り出し、30mに逆戻り。もう一度、ゆっくりやり取り。

 とにかく竿が使いやすい(剛樹:GチームMADAI)。竿を立て糸が出て行く角度が良く、竿の溜が効き、リーリングへの移行がしやすい。腰がしっかりしているので、竿を立てれば、竿の反動で魚をきっちり起こしてくれる。このクラスの鯛がかかった時、竿の実力をしっかり見せてくれます。10kgクラスでも心配ないですね。

 

 さて、続きです。 20m、15m、確実に巻き上げ、残り10mとなったところで、最後の抵抗。 この頃、常連の本多さん、坂上さん、とび島丸3代目が、エスコートの準備をしてくれていて、竿を上げたときに、本多さんが、ビシと、竿を支えてくれ、ハリスを手繰るのに専念させてくれました。 ハリスにかかる重量も重い。青い海面に浮かび上がる白い魚体に、全員、「マダイだ、デカイ!」と、声をあげていました。 3代目が玉網入れしてくれ、全員でガッツポーズ、握手。 みんな、とび島丸の常連客、この大きさの価値を知っている人たちで、祝福してくれました。 港に帰って、検量した結果、75cm、5.9kgの雄鯛でした。去年の5.15kgに続きき、自己記録更新です。

この後、11:20頃、メジナ追加。12:00で田子島から、土肥沖に移動。12:50頃、コマセを振って、仕掛けをセットしたところでヒット。鯛めしサイズ追加。 後半は、風が強くなり、少々釣りにくくなってしましました。 15:00沖上がり。港に帰ると、兄船長、国嶋さんが出迎えてくれました。

天気も良く、いい釣りが出来ました。今年に入って、とび島丸での釣りは3回目。3連続竿頭と、いい感じです。 暫く真鯛釣りを楽しむ予定です。