憂太 作品第二章ページ7
タイトル
someone like it(but differrence) 輝きと死についての手紙 赤い雨
under the moon light 希求 祈りに似た気持ちで
someone
like it(but differrence)
たとえば 空の青と海の青とか
(たとえば 僕と君とか)
たとえば 想像と空想とか
(たとえば 彼と彼女とか)
たとえば 弱さと優しさとか
(たとえば 天使と悪魔とか)
たとえば 自責と他罰とか
(たとえば 宗教と戦争とか)
そして 僕らは 2度と会うことはなかった
京王線の駅のホームで その時音は鳴ってなかった
輝きと死についての手紙
1994年4月5日 1993年10月31日
1980年12月8日 1979年2月2日
1977年9月8日 1971年7月3日
1970年10月4日 1970年9月18日
生まれて死ぬまで 何かやった他者
カート・コバーン リバー・フェニックス
ジョン・レノン シド・ビシャス
マーク・ボラン ジム・モリスン
ジャニス・ジョップリン ジミ・ヘンドリックス
死ぬまでに何か 僕らもしでかしたい
敬具
タイトルへ
赤い雨
空が落ちてきて
廃墟となって
残骸があって
煙の中にいる
赤い雨が降る
空が落ちてきて
声を失って
顔がなくなって
人形が落ちてる
赤い雨が降る
空が落ちてきて
赤い雨が降る
under
the moon light
今夜 鳴かない猫が 鳴いたよ
部屋に花を 花に水を
今夜 吠えない犬が吠えたよ
心に水を 月の雫を
今夜 月の下で 彼女 笑った
希求
此処から一番遠い場所で 誰かが祈ってる
此処から一番遠い場所で 僕らは手をつなぐ
僕らは求める 満たされてないから
偽りの被膜の中で ギリギリの摩擦の中で
此処からそう遠くない場所で 僕らが祈ってる
此処からそう遠くない場所で 彼らは手をつなぐ
祈りに似た気持ちで
何だか漂っているような夜
乗れそうな流れを探して
何だか彷徨ってるような夜
おぼつかない足取りで
そろそろ確認しなきゃいけないな
そろそろ証明しなきゃいけないな
さてさてこの状況を超えるには?
祈りに似た気持ちで
抱き合う時の気持ちで
信じ合う時の気持ちで
祈りに似た気持ちで
・・・奇麗事でなく
・・・奇麗事でなく
タイトルへ