≪music&poetry is life ≫
作品第二章ページ6
タイトル
循環
数を追う 数に追われる
高度資本主義社会にライ麦畑は
響かない
抽象に中傷 具象はグショグショ
彼はドロドロ 彼女にメロメロ
金のため 金をくれ
才能に最低 現実にグチグチ
僕はテレテレ 君はイライラ
神のため 神をくれ
届かない
高度資本主義社会に書いた手紙は
傷つける 君に追われる タイトルへ
愛された記憶
よく分からないけれど・・・愛された記憶
・・・がありまして何とかなってるよ
よく分からないけれど・・・愛された記憶
・・・がありまして何とかやってるよ
大切な他者と 歯軋りをしながら
よく分からないけれど・・・愛したい気持ち
・・・がありまして笑うしかないねぇ
分からないくせに・・・分かち合える明日
・・・があるようで続く生活かな
大切な他者と 歯磨きをしながら
よく分からないけれど・・・愛された記憶
分からないくせに・・・愛したい気持ち タイトルへ
mode
02
私-あなた 私 私-それ
時には愛について
あなた-私 私 それ-私
時には愛について
タイトルへ
ホームレス
シャガールの夢から目覚め
アンディ・ウォーホールでやり過ごす昼
ゴッホの黄色に塗りたくる夜
そこに笑顔があれば良い
ここに笑顔があれば良い
まったく 気まぐれな 口づけ
虐待を受けた子供たちと
そうせざるを得なかった
人達の声を聴き 社会的成功を 笑う
僕らは失ったと嘆くこともあるけれど
多分初めから ホームレス ホームレス
まったく 気まぐれな 口づけ
笑顔が そことここに あることを
願わくば タイトルへ
反転
胸元に手を組み 横たわる男
アトリエで今日も 自画像を描く
男は引きつった笑みを浮かべ
キャデラックがcoffee shop
に突っ込んだときの話とか
白昼に起きた暴動の話とか そんな話が大好き
彼によると女は砂で黒い太陽に灼かれすぎたから
世界はもうすぐ反転するらしい
さあ ここが境界です 誰がいるのでしょう
何が見えるでしょう タイトルへ
sometime good day
久しぶりに 掃除をする
久しぶりに 早く目が覚める
鏡を見る デニムのシャツを着る
スエードのジャケット リーヴァイスのジーンズ
ブーツを履く 踵を鳴らす
久しぶりに 約束をする
久しぶりに また君に会える