≪music&poetry is life ≫
彼の素晴らしい作品を紹介します。
タイトル
壊体
昼間のノイズの中で
ビル壊体を眺めてる
壊れてくのがちょっと心地好い
夜が来たら
廃墟のビルの海賊船で
はみ出したブラザー
捨てられたシスター
テーブルを囲む
果実酒を回す
穴の開いた天井から
最後の天使が降りてくる
ヒップスターが歌う
ギャングスターが笑う
昼間のノイズの中で
壊体の音が響いてる
壊されるのがちょっと心地良い タイトルへ
オハヨウ
夢を見た 暖炉 揺り椅子 毛糸玉とじゃれる猫
目が覚めて 夢の続きが見たい気持ちを持て余している
求めすぎないよう 諦めすぎないよう
コーヒーの苦笑いで オハヨウ
夢を見た 小窓 陽だまり クリーム色のカーテン
目が覚めて 秒針はすました顔で言う「いつもの朝です」
タイトルへ
異民の街
彼女が歩いてる
異民の街を歩いてる
気紛れなミューズが
きっと時間を止めて
その時僕は 彼女に会いに行く
リンゴを齧りながら
きっと時間を止めて
その時僕は 彼女に会いに行く
きっと気紛れなミューズが
きっと時間を止めて
異民の街へと 彼女に会いに行く
彼女が歩いてる
異民の街を歩いてる
タイトルへ
雨の降る夜に
掟は紙切れになり燃やされた
妖精の悲鳴が空をまた暗くした
彼女は言った「傷にキスして」
そして彼は森へ帰った
雨の降る夜森へ帰った
どうって事ない雨なのに
誰にでも降る雨なのに
今夜の雨は「帰ろう、帰ろう」って
言ってる気がして……
だけど僕は帰る場所なんて
知らない
タイトルへ
雨
雨が降ってる
雨音を聴いてる
花を捧げるときの気持ちで
歌うように暮らせたらいいけど……
光で描いたスケッチを
君に届けられたらいいけど……
神様もたぶん眠ってる時間
この部屋はとても静か
雨が降ってる
雨音を聴いてる
僕はまだ何にでもなれそうで
まだ誰でもなかった時の音を聴く タイトルへ
赤い月
メタリックローズの女
世界の軋む音を聞きながら
最後に見たのは
異様に大きく見える月
異様に大きな赤い月
サディスティックな衝動が
夜に溢れ出して……
サディステッィクな衝動が
月を赤く染めて……
シグナル クラクションの音
車に轢かれた猫の屍体が
最後に見たのは
異様に大きく見える月
異様に大きな赤い月 タイトルへ
碧い石
彼女がくれた
綺麗な碧い石を手に取って
夜の窓辺にそっと置いてみる
月の光が滑らかに照らしてる
僕らはきっと優しく包まれる
彼女がくれた
綺麗な碧い石を手に取って
石の記憶に思いを寄せてる
遠い記憶が夜空に広がる頃
僕らはきっと同じ夢を見てる
タイトルへ
青空
青く澄んだ空が悲しい朝に
無い物ねだりの夜が明けて
寝癖直してシャンとして
青空の下
青く澄んだ空が悲しい朝に ミルクキャンディー
夢の中で泣いていたのは ミルクキャンディー
子供の頃の僕なのに
空に溶けたらいいのに
青く澄んだ空が悲しい朝に
大丈夫って独り言
でも何か失くしたような
タイトルへ
out of system
bad
image
conflict
I'm
closed
broken
down
violence
drive
La
la la……