憂太

music&poetry is life 

彼の素晴らしい作品を紹介します。

              タイトル 

  LIFE another door 真冬の街 月の道

  おやすみ 真夜中に scene one 午前零時 地下

 


 


 

 LIFE

good news  badnews
unison  split
white  black
inside  outside

コインを握ってるのは誰?
必然と偶然の中で
コインは天高く放り投げられ
落ちるまでの間
僕らはダンスを続ける
                                   

                           ゆうた


 

 

  

  another door

背中をぼんやりと(君はキッチン)見てる
緑のグラス(テーブルの上)見てる
・・・僕は赤いワインを買いに行く
今夜 もうちょっと腕を伸ばせば
もう一つのドア届きそう

寝顔をぼんやりと(君はスヤスヤ)見てる
S・ダリの絵(壁のポスター)見てる
・・・僕は夢の階段下りていく
今夜 もうちょっと強く叩けば
もう一つのドア開きそう
      

                           ゆうた


 

  

   真冬の街

 点と点が線になる時 僕らは何処へいるだろう
 僕らは笑ってる ブーツの踵鳴らしてる
 Johnの声が聞こえる
 
 僕らは街にいる 真冬の街を歩いてる
 Johnの曲が流れる
 点と点が線になる時 僕らは何処へ行くだろう
 

                           ゆうた


 

 

  月の道

月の道 柔らかな光
帰り道 手を繋ぐ
星の空 願い事
月の道 約束を交わす

さりげない風
ささやかな夜

                           ゆうた


 

  

  おやすみ
 
彼は眠る 彼女は眠る
彼らは眠る
おやすみ いい夢を
 
僕は眠る あなたは眠る
僕らは眠る
おやすみ いい夢を
 
願わくば揺られて
願わくば抱かれて

                          ゆうた


 

  

  真夜中に

真夜中に 探す 家族の写真
真夜中に 探す 君との笑顔

フェイバリットソング
ライム ライト ライム
夜の抜け穴
タロットの螺旋
カモミィールティー
フラワーショップ
青く透明な石
オブジェの世界時計
本当のこと
明日の顔

真夜中に 探す 君との笑顔
真夜中に 探す 家族の写真

                          ゆうた

                             


 

  

  scene one

そこは透明なグリーンが広がっていて
光が差し込んでいる
感触が多分ゼリーの柔らかさの中で
LUCYが浮いている
僕はいつか見た白昼夢を見ている

                          ゆうた                                 


 

  

  午前零時 地下

午前零時 地下 錠剤を噛み砕く
ネイキッドに言葉を吐き出す ビートニク
(もう一度吠えろ)
90年代最後のセッションキメ込む バンド
(もう一度鳴らせ)
ノイジーな不協和音が響く
ガラスの砕ける音が切り裂く
ショッキングピンクの服を着たマスカラの女が脚を組み替える
タトゥー 左腕 オリーブの葉
汚れたコートでさまよってるストリートの男が宙を見つめてる
スモーク 天井 虹色の蝶
午前零時 地下 終われない夢を見る


                                             憂太