荒井良 妖怪張り子展 レポ

2004/10/9

荒井良の、妖怪張り子展―化け物つづら―に行ってきました!

場所は銀座の兜屋画廊。

妖怪張子とは、ずばり妖怪の張子。(←説明になっていない)
紙で作った立体妖怪、といえば当たらずとも遠からず。
京極夏彦の文庫本の表紙に使われているやつ、と言った方が分かりやすいでしょうか。

そう、荒井良さんは、あの京極作品の表紙の妖怪を作っている人です。
あの妖怪たちの現物があるのです。

ところで、その日は今年最強の台風22号が関東に上陸した日。

人のいない土曜の銀座を初めて見ました。

今日はいいことあるかもって、思ってる場合ではない。
30秒で水中を歩く浮遊感に包まれ、しかも迷って右往左往した挙句、20分ほどで到着。
傘って雨漏りするんだね。


思ったより小ぢんまりとした画廊内に、
居ました、居ました、妖怪が。
京極作品の表紙を飾った妖怪たちが各々存在感を放ち鎮座していて。

狂骨(きょうこつ)

 何ていうか・・・…
すごい雰囲気です
(笑)




 これ全部紙で出来ていて(!)、一つの作品を仕上げるのに大きいもので一年は掛かるとか。

 京極さんの本とこの作品、どっちが先に出来るのだろうか。


 写真では分かりにくいですが、女の人の身体には青筋がちゃんと浮かんでいて。なんと、筋肉から作って皮膚を一枚一枚重ねて作るのだとか。


結局30分ほど鑑賞して、雨の中に戻る。折角乾いた服が、駅に行くまでにまたビショビショに。
 つき合わせてしまった友人、申し訳ないです。


←姑獲鳥(うぶめ)

魍魎(もうりょう)→

←絡新婦(じょろうぐも)

塗仏(ぬりぼとけ):中央
      と
 その愉快な仲間達

←帷子辻(かたびらがつじ)

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