DIARY


2005 7/1〜7/31



 7月。目まぐるしい展開に翻弄され続けた月。

7月31日(日) 今月総括。


 時が過ぎるのが段々早くなってきた気がします。
 もうあっという間の一ヶ月。
 今月は忙しくて、後半全然読書も出来ませんでした。読了数は9冊。


7月30日(土) 学生気分。


 午前中は休日出勤して、午後は同期と遊ぶ。
 同期は寮生活なので、寮の方にお邪魔したら、あれまやっぱりそこは男の一人暮らし(笑)
 久々にTVゲームをやりました。僕はスーパーファミコンで終わった化石世代なので、PS2の目まぐるしく動く画面に圧倒されっぱなしでしたが。


7月25日(月)
〜7月29日(金)
オンパレード。


 8科目にもなる試験から始まって、どうにもこうにもならないことやちょっとした失敗や絡まり絡まりでグルグルになった問題やもうあれやこれやにてんてこ舞。精神的にもうピーク。このまま体重が10キロとか落ちたりしてないだろうか(してない)


7月24日(日) リーディングバトン。


 気が付いたら廻って来ました。伝言ゲーム……ではないか。

Q.持っている本の数
 うーん、数えたことないけど、1000冊以上はあるんでしょうねえ(遠い目)

Q.今読みかけの本or読む予定の本
 会計法のテキスト……では侘しいので、古川日出男『沈黙/アビシニアン』。

Q.最後に買った本
 今日、相原大輔の『キルケーの毒草』を古本屋で買いました。

Q.特別に思い入れのある本、心に残った本五冊
 ……すごく難しい質問。日によって変わるけど、とりあえず今適当に目に入ったのからピックアップ。

 池澤夏樹『夏の朝の成層圏』
 綾辻行人『暗黒館の殺人』
 藤沢周平『秘太刀馬の骨』
 京極夏彦『姑獲鳥の夏』
 林晋『ゲーデルの謎を解く』

 ……我ながら超適当。ていうか5冊じゃ無理です。50冊なら(以下略)

Q.次にバトンを渡す五人
 才谷さん×5。


7月23日(土) 休日出勤。


 嫌ですねー。2日間続いて。

7月22日(金)
7月21日(木)
7月20日(水)
7月19日(火) ダメージング(造語)。


 那智黒石という石があって、試金石とかのことらしい。碁石に使われているものとか。
 ……なんでこんな情報が仕事で入ってくるのか。


7月18日(月) 森博嗣 『迷宮百年の睡魔』 (新潮文庫)読了。評価:5。


 純文学とミステリの読み終わる速度が違うっていうのは、何だかとても実感する。


7月17日(日) And then.


 日曜日も終わる。


7月16日(土) おめでとうございます。


 タイトルでメッセージを。


 3連休なわけです。
 でも予定が相次いでキャンセルになってしまったので、物凄い暇です。
 いや、再来週に試験があるので暇とか言ってちゃいけないんでしょうが、あまり勉強する気にもならないのでやっぱり暇ということにするんです。
 そしてボーっとして土曜日が終わる。。。


7月15日(金) 貫井徳郎 『慟哭』 (創元推理文庫)読了。評価:2。
もっと昔に読んだなら、もっと傑作と評価したんだろうな。読んだ時期が悪かった。優れたミステリであることは勿論確か。小野不由美さんのコメントが的確な良作。


 この時期になっても、まだお酒というものに溺れることがない。
 お酒が嫌いなわけでもないけど、特に好きでもないのかもしれない。
 汗かいたときの生ビールは美味しいけど、きっとそれは麦酒でなく麦茶であっても同じように美味しいと感じると思う。
 ……親は酒豪なのにな(笑)


7月14日(木) 最近電話代ピンチ。


 わらさんと食事する@神保町。
 社会人パワーで奢ってしまいました(笑)
 頑張っている友人の話を聞くと、自分も勇気付けられます、ほんと。



 芥川賞と直木賞受賞作が相次いで発表されました。
 言うまでも無く芥川賞は知らないので(笑)、直木賞を。
 受賞者は朱川湊人(しゅかわみなと)さん、『花まんま』での受賞でした。
 朱川さんは角川ホラー文庫の棚で見掛けていて、根拠はないんですが僕はてっきり20代半ばくらいの青年作家さんだと思ってました(別に当人が御歳を召しているということを言いたいのではなく)。未読なので評価できないんですが、棚にいっつも置いてあるのを見るとやっぱり面白いのかも。『花まんま』は現代の怪談といえる作品、とのことなので、いずれ、文庫化したら(笑)
 余談ですが、直木賞次いでに古川日出男さんのこと調べてたら、結構面白そうなので、本屋で『沈黙/アビニシオン』(角川文庫)を仕入れてきてしまいました。


7月13日(水) 森真沙子 『熱域 ヒートゾーン』 (小学館文庫)読了。評価:1。
設定に惹かれて買ったのだけれど、楽しめなかった。でもそれは、僕が疲労感満載で読んでいたからかもしれないので、評価をちょっと保留しようかしらん。


 時代はクールビズです。


7月12日(火) 殊能将之 『樒/榁』 (講談社文庫;鏡の中は日曜日に収録)読了。評価:2。
なんというか、普通だった。


 二つ以上のことを同時に出来ない要領の悪さ。


7月11日(月) ペルソナ。




 沖縄のお土産に、写真のような物体を手に入れたのですよ。
 大体バレンタインデーに出回るゴルフボールサイズのチョコレートの大きさ(だったら最初からゴルフボールの大きさと言えばいいのに)のこれ、右に転がっているシャーペンと比較しても結構なサイズなことが分かると思いますが、実はこれ、ガムなのです。
 最近沖縄の一部で流行っているものらしくて、僕も試しに食べてみました。たい焼きを頭から齧り付くより遥かに度胸が要りますが、そこはそれ、えい、ぱくっと。

 …………

 このあと僕は喉にサイコロサイズの玉を詰まらせて、七転八倒するのでした。


7月10日(日) 浦賀和宏 『火事と密室と、雨男のものがたり』 (講談社ノベルス)読了。評価:4。
シリーズ2作目。ちょっとした超能力が登場するシリーズなんだけど、それが念動力とかテレパシーとかではなくて、もっとシンプルで大した能力ではないように思わせるもの、そしてその能力に物語が従属していないあたりが、とても爽やかな読後感を誘う。相変わらず出てくる人間は浦賀さんばりばりの造詣なんだけど、新シリーズはやはりポップな展開なんでしょうか。


 研修で出張先の食事にあたったらしい。 布団を行ったり来たりして 今日も一日暮れにけり。


7月9日(土) ガソリンスタンド。


 月恒例(といいつつ先月は私の怠慢で無かった)の考研OB勉強会&飲み会。
 勉強会には後輩が聴講に来てくれて、気合が入りました(といいつつ準備は前2回に比べて遥かに足りなかった)
 そのあとに飲み会。例によって例の場所で。大学時代からのなじみです(といいつつ店の名前を思い出せない)
 近況報告がてら話がはずむ。やっぱり気を使う必要もない仲間というのはとても大切だね。そうまさに「仲間」って感じです。自分はこの飲み会の場を楽しみに毎月働くことができる、というと盛り上がりすぎ?(といいつつね)
 でも皆新しい生活になって3ヶ月、えらく疲れていたね(笑)僕含め3人くらいが半睡眠に入っていたし、9時にはお開きだなんて。明日のことを考えなくてよいほど盛り上がれるのは、やはり旅行とかになるのでしょうか――ということで、夏、考研OBは旅行に行きましょう。


7月8日(金) ちょっとした研修最終日。


 芥川賞と直木賞の候補作が発表されました。
 芥川賞候補者は毎度のことながら一人も知らないので、面白くないので、直木賞だけ列挙することにします(笑)


 ・絲山秋子(いとやまあきこ) 『逃亡くそたわけ』 (中央公論新社)
 ・恩田陸(おんだりく) 『ユージニア』 (角川書店)
 ・朱川湊人(しゅかわみなと) 『花まんま』 (文芸春秋)
 ・古川日出男(ふるかわひでお) 『ベルカ、吠えないのか?』 (文芸春秋)
 ・三浦しをん(みうらしをん) 『むかしのはなし』 (幻冬舎)
 ・三崎亜記(みさきあき) 『となり町戦争』 (集英社)
 ・森絵都(もりえと) 『いつかパラソルの下で』 (角川書店)


 今回は7人もノミネートです。
 名前だけなら、いとやまさん以外は全部知ってたけど、読了本は『となり町戦争』だけ。。。
 『ベルカ、吠えないのか?』は、表紙が結構きついのを本屋で確認してましたが、読売新聞でも書評に取り上げられていたりして、結構話題なのかな。読んでみたいな。文庫になったら(笑)
 個人的予想では、今回は受賞者は2人で、うち1人は恩田さんに決定かなあと。本屋大賞も受賞して、今最も売れている人気作家の一人である恩田さんの状況を見て、急遽賞を上げようと考えたのかなーなんて邪推してみたり。状況的に恩田さんには上げないとまずいから、でも時期も微妙だし、もう一人枠を設けておこうかなーなんて。まあ僕は恩田さんの本好きなんで、全然OKなんですが。


7月7日(木) ちょっとした研修二日目。


 倫敦で大惨事が起きましたね。
 テロって、どう考えても許せない行為です。


7月6日(水) ちょっとした研修初日。


 ミスチルレフレイン30回くらい突破。どはまりっていうんですねえ。


7月5日(火) 辻村美月 『冷たい校舎の時は止まる(下)』 (講談社ノベルス)読了。評価:4。
個々のエピソードがとても感動的で魅力的。予想?勿論外れ(笑)結構予想外の展開で驚きました。


7月4日(月) 辻村美月 『冷たい校舎の時は止まる(中)』 (講談社ノベルス)読了。評価:4。
広がる中盤。一個僕なりの推理を立てて見ました。当っているかな?


7月3日(日) 未来がまたひとつ、ほらまたひとつ、僕らに近付いてる。


 昼間っからファミレスで勉強。大学受験生に戻ったような気分だ。
 隣の座席にももろに日本史の勉強をしている高校生たちがいて、混じっている自分も少し若くなった気分だ。
 でも彼らは店員に「混んでいるので受験勉強は駄目って注意されていたのに、僕らは全く注意されなくて、何だか年老いた気分だ。


7月2日(土) 米沢穂信 『さよなら妖精』 (東京創元社ミステリ・フロンティア)読了。評価:5☆。
胸に響くラスト。今年ベスト(去年発行ですが)。僕の短い人生でも屈指。ミステリとかそういうジャンル訳を超越して、「ほらこれが小説だよ」と差し出されたような感覚。


 アメリカ縦断の旅に出ていた友人から、帰国決定のメールが届く。
 8月末に帰国予定とのこと。
 うーん、丸一年ですよ一年。一年間異国の地にいたという経験はどんなものなのでしょう。きっと完全に外国ナイズされているんでしょうね。その割に添付されていた画像は麻雀の風景でしたが。でも是非話を聞いてみたくなります。そしてその顛末はきっと雑誌の方にも……(とさり気なくアピール)
 それにしても、あれからもう一年が経ったんだな。


7月1日(金) 辻村美月 『冷たい校舎の時は止まる(上)』 (講談社ノベルス)読了。評価:4。
まだ序盤、先が読めないけど、凄く続きが気になる。一人ひとりにきちんと焦点が当てられていて、登場人物全員に感情移入が出来る構成は魅力的。


 石油。
 ジェノサイド研究。
 談合。
 雨。
 双子のモニュメント。
 ホメロス。
 コード。
 ユーゴスラビア。
 銀色。
 視界。