DIARY


2005 6/1〜6/2


 5月。只管研修。ある種の五月病に罹っていた月。


5月30日(月)
〜6月2日(木)
小路幸也 『HEARTBEAT』 (東京創元社ミステリ・フロンティア)読了。評価:4。
ええ話。ちょっとある映画を思い出したけど、この作家さんの持ち味であるノスタルジーとうまく融合して、ほっとするお話。


 まーたまたまたまた研修。
 研修先で1キロ痩せた! 頑張った自分。


5月29日(日) 山田正紀 『神狩り』 (ハルキ文庫)読了。評価:2。
初出から随分年数が経っているからなのか、あまり驚きとかそういうものは感じなかった。普通だった。


5月28日(土) 麻耶雄嵩 『まほろ市の殺人 秋』 (祥伝社文庫)読了。評価:3。
この薄さで小説を書くというのは、結構厳しいんだろうか。あれよあれよという間に終わってしまった。


 経済学勉強会第2回&OB飲み会。
 ……何か幸せだった。


5月23日(月)
〜5月27日(金)
石持浅海 『BG、あるいは死せるカイニス』 (東京創元社ミステリ・フロンティア)読了。評価:5。
氷川透さんや多くの人がベタボメしていた本書、昨年購入したのに漸く読みました。で、喝采。
西澤保彦 『異邦人 fusion』 (集英社文庫)読了。評価:4。
久々の西澤作品だけど、相変わらず面白い。この人に付いて行きたい(笑)


 またまたまた研修。
 その環境に慣れていく自分と、目標を達成できない自分の葛藤。


5月22日(日)
 読読ぱくぱくごーろごろ。

5月21日(土) 霧舎巧 『ラグナロク洞』 (講談社文庫)読了。評価:3。
前作がつまらなかったので期待してなかったら、意外と楽しめた(失礼な物言いだ)。不要なラブコメとか無駄な登場人物などが排されていて、読みやすかったのかも。相変わらず縦横無尽に繰り出される謎とそれを矢継ぎ早に推理していくスピードには時々置いていかれたけど、全体の枠として機能するテーマが魅力的。このテーマって、実はあまり読んだことなかった。


 雑記。

 最近、森山直太朗がお気に入り。
 アルバム『新たなる香辛料を求めて』を借りてみたのだけれど、結構波長があう。お気に入りは「太陽」や「青春のメモワール」。そういえば「紫陽花と雨の狂想曲」がどう聴いてもストーカーの歌にしか聴こえなかったのですがそれは僕の頭がおかしいからでしょうかそうですか。

 DVDで「ターミナル」を観た。笑いどころあり、ほろりとさせられるところありで、楽しめました。なんとなくフォレストガンプに路線が似ています。関係ないのですがDVDで「ロボコン」を観たいのだけれど、いつツタヤに行ってもレンタル中。現在1位のターミナルが借りられるのにロボコンは駄目だなんて、どうしてでしょう。供給量の問題でしょうか。


5月16日(月)
〜5月20日(金)
有栖川有栖 『マレー鉄道の謎』 (講談社文庫)読了。評価:3。
密室というテーマにはもうあまり惹かれないのだけれど(ああ、僕はすれてしまったのだ)、この解決は結構膝を打った。


 またまた研修。
 ……なんだかなあ。


5月15日(日) 突然の豪雨。


 なんですかあれは。なんですかあれは(悲痛な叫び)
 エッセイアップはあとちょっとなので、しばしお待ちを。


 DVDで「キャシャーン」を観る。あの宇多田ヒカルの旦那が監督やっているやつです。
 ……すいません、今まで僕あれただのロボット映画だと思っていました(ペコ)
 なんとまあ、随分重いテーマじゃないですか。最初に騒がれていた映像部分については、正直結構見辛くてそこまでいいと思わなかったんですが、このテーマは中々に考えさせられました。ただのハッピーエンドにしないあたりも僕的に○。


 また研修。
 休みが終わるのってとても憂鬱だね。


5月14日(土) 浦賀和宏 『松浦純菜の静かな世界』 (講談社ノベルス)読了。評価:4。
サプライズとかそういう点ではイマイチだけど、小説として面白かった。特にあるセリフ(帯についているやつではありません)が強く心に残った。
石崎幸二 『日曜日の沈黙』 (講談社ノベルス)読了。評価:4。
いいなあ。そしてこの人は題名の付け方がべらぼうにうまい。


 読んでも読んでも本が溜まるのはなんでだろう。なんで未読本の列が増えているんだろう。


5月9日(月)
〜5月13日(金)
岡嶋二人 『ツァラトゥストラの翼』 (講談社文庫)読了。評価:2。
ゲームブックという体裁を取っているのは面白かった。それだけだった。
山田正紀 『阿弥陀(パズル)』 (幻冬舎文庫)読了。評価:3。
さくさく読めて、普通の娯楽映画を観た時の満足感と同じ。


 研修も3週目となってくると慣れてくる。
 でも今週からは試験科目の勉強だそうで、一日7時間の講義はつらいっす。


5月8日(日) 我孫子武丸 『殺戮にいたる病』 (講談社文庫)読了。評価:3。
あ、これはやられた。全く気付かなかった。


 明日からまた怒涛の研修。
 荷物の量が半端ないことになっているので、今週はノーパソを持っていくのを諦めます。よってまた更新が滞るのです。ごうめんなさい。
 研修から帰ってきたら、ESSAYを一つ(メフィスト賞ではない)アップ予定。


5月7日(土) ちょっと気になること。


 本屋で「この棚にある本全部ください」と言ったらどうなるのか。


5月6日(金) 世界が音を立てて狂い始める。


 ……ギターの調律が全然合ってないのです(涙)
 半音というか、3分の2音というか、もう微妙な形でずれている。
 だから曲を聴いた後にギターを奏でると違和感ありまくりだし、ギター弾いた後で曲をかけるとその度に凹む。
 もうあれだね、「俺が正義じゃあ! CDで歌っている奴らが間違っとるんじゃあああ!!」という感じに自分のギターを信じてみようかという気になります(おい)
 ギターといえば先日テレビでギター講座がやってました。一曲を取り上げてアルペジオの効果的な弾き方などを基本から丁寧に教えていました。そもそもどんな弾き方がどんな曲にあうのかさっぱり分からない素人=僕には大変ためになる番組でした。
 ……でもテレビの前でギター弾くとやっぱりずれているんだ音が(泣)


5月5日(木) 中華街の外れ。


でアヒルの舌を食べる。意外と美味い。

DVDで「ソウ」を観ました。
ミステリ色の強い作品で、最後に驚愕の真実が!という系で、色んな人が薦めていたので。


   「老朽化したバスルームで対角線上に倒れていたふたりの男ゴードンとアダム。その間には自殺死体が。足を鎖でつながれた男たちに与えられたのは、テープレコーダー、一発の弾、タバコ2本、着信用携帯電話、2本のノコギリ。犯人から告げられたメッセージは「6時間以内に相手を殺すか、自分が死ぬか」。犯人はジグゾウ。警察に追われている連続殺人鬼。彼がこれまで犯した犯罪とは…そしてふたりの運命は…。」(アマゾンより)


 感想は……うーん、イマイチかな。
 まず、物語の求心力として、脱出方法――いかに鎖から逃れるか――というものがあると思う。でも、この解決はあまりに安易な気がした。もっとエレガントな解法があるのかと期待していたのにー。
 それから、あのどんでん返し。ゴードンよ、それを見落とすのはどーよ。人間パニックになると見逃すもんだっていうのは当然だけど、それは現実の話。トリッキーな謎のミステリ映画として持ってくる以上、そういう基本的な見落としは駄目でしょう。そう思った僕はスれているんですかそうですか。


5月4日(水) 三崎亜紀 『となり町戦争』 (集英社)読了。評価:4。
設定、文章、展開――小説を読むことの楽しさ。


ミステリを読み始めて、一年以上が過ぎた。
昔から一時に集中して何かをやる性格なので、ミステリに飽きがくるのを今か今かと待っているのですが、まだみたい。
でも選書が微妙にシフトしていくことを感じます。
それを認識したのは、上記の本――『となり町戦争』。
ミステリでもなんでもない小説をミステリに率先して読みたいと思ったあたり、ミステリ一辺倒ではなくなってきたのかも。思えば舞城王太郎、伊坂幸太郎、古処誠二と小説部分が面白い作家を選んできたのも、その傾向の現われかしらん。
……とか何とか言いつつ、本屋でミステリを買うあたり、変化はのんびりしたものらしい。


5月3日(火) 芦辺拓 『赤死病の館の殺人』 (光文社文庫)読了。評価:3。
きっと凄い短編集なんだと思う。ただ僕とは波長がちょっと違うのかな。物語に入れない。


 3連休初日。
 ぐーすかぐーすか。
 ……は。



5月2日(月) 歌野晶午 『正月十一日、鏡殺し』 (講談社文庫)読了。評価:3。
短編集。表題の作品の後味の悪さは一級品だ。
北村薫 『謎物語 あるいは物語の謎』 (中公文庫)読了。評価:2。
エッセイなのだけれど、ちょっとイマイチなのは僕の読解力が足りないせいか。


 GWでも社会人は平日だと休めない――学生って素晴らしかった。

 4月は結局18冊の本を読了。惜しい(何がだ)
 本を読み続けるというのは、社会人になっても続けて生きたい習慣なのです。
 今月の目標は、3月を超えて21冊にしよう。


5月1日(日) 旗持って。


 メーデーなるものに初参加。
 ……何も言うまい。僕と感性の違う世界だったのだ。


 友人わらのHPがまたトップページの雰囲気を変えた。
 なぜ彼はこうもセンスの良い雰囲気を次々と作れるのだろう。
 センスを持っている人というのは、やっぱり格好いい。
 ……僕にはこの程度の変化が精一杯だ(自滅)



               

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