DIARY

2004.11/1〜11/30


11月。なんか色々ありすぎていい意味でも悪い意味でも疲れた月でした。

11月30日(火) 殊能将之『キマイラの新しい城』(講談社ノベルス)読了。評価:3。
750年前の視点から見た現代は面白かった。でもそれだけだった。


 ちょっと嬉しいことと、ちょっと凹んだことがあった一日でした。

 気がつけば11月も末日。
明日からは、先生も教授も弁護士も政治家も走りっぱなしの季節が来るわけです。
年末年始は何かと物入り。バイトをやっていない僕の財布の紐なんか、きちんと結わいておかないと大変なことになるでしょう。そこで、今年の12月は一つの誓いを立てることにしました。

 
僕は、12月は一切本を買いません。

 講談社文庫12月の新刊、メフィスト賞の舞城王太郎『煙か土か食い物』を除いて、僕は一切本を購入しないことにしました。(早速一冊例外を置いていることを気にしてはいけない)

 で。

そんな禁欲的な日々に備えて、良識ある人がやるべきことといったら一つ。

 そうです。
落ち穂拾いです。

というわけで、古書店を巡って今年読み残した本をいくつか入手しました。
詳しくはESSAYでアップします。
本末転倒とかいう突っ込みは受けません。。。

11月29日(月)  卒業アルバムに載せるための写真を現像しにいった。

 妙に強面のおっちゃんに頼み、1時間半後受け取りに行ったら、おっちゃんに、

「この写真はどこで取られたんですか?」

 と興味津々な様子で聞かれた。えっと思って見たら、

  箱に入れられた上半身だけの女性とか、
  壁に宙吊りになったミイラとか、
  背中に蜘蛛を乗っけた全裸の女性とか、


 怪しさ全開の写真が並んでいた。
 妖怪張り子展の写真なんだけど(ESSAY参照)、知らない人が見たら気が触れたと思われそうな写真群。

 おっちゃんは京極夏彦のファンだったらしく、話が弾んだ。ちょっとほっとした。

11月28日(日) ORE編集部『ORE vol.1〜4』読了。評価:☆。
僕の青春(笑)


  徹夜で原稿を一本上げ、

  朝10時半〜夜20時まで、計10時間弱の編集会議をこなし、

  13時間眠る。

 非常に大雑把な一日でした。。。

11月27日(土) 僕のミステリな日常。3。

   早朝。 玄関前のゼリー。 置かれた悪意。    誰が、何のために?

 という問題はさておき、僕はさっさと駅へ向かいました (おい)
いやだって、用事あるから外出たのに、玄関前で立ち止まってても仕方ないじゃないですか。

 とりあえずゼリーを調べてはみました。
まず、注射器で刺した穴や、画鋲トラップのようなものはありませんでした。普通のこんにゃくゼリー。
拾って食ったやつを倒そう、という無差別的犯行ではないようです。

 では何かのメッセージでしょうか? 例えばSOS。
 誘拐された少年。必死の思いで自分の居場所を伝えようとして、連れ去られた家の前にゼリーを落としておいた。誰か気付いてくれ!

……て、良く考えたらそれ僕の家が誘拐犯の住処になっちゃうじゃないですか。

 そもそもメッセージとして機能するには不自然です。つまり、僕にゴミだと思われて捨ててしまわれるかもしれないのに、ゼリーを地面に置いておいたりはしないでしょう。無論、僕にもゼリーを贈られる心当たりはありません。

 危険はないですね。ということで、

  その辺に放っておきました。

 嘘です、ちゃんとゴミ箱に捨てておきました。

 で、外で用事を済ませ (展開早)、夕方帰宅した僕。

 そこには驚愕の展開が!!!??? (引っ張りすぎ

                                       (かなり望み薄だけどもしかしたら続く)

11月26日(金)

伊坂幸太郎『オーデュボンの祈り』(新潮文庫)読了。評価:4。
なるほど、巷で騒がれるだけのことはあって、引き込まれる不思議な魅力。


 言葉はいつだって本音の一歩手前、という歌がある。

 僕らはいつだって本音を伝えるために言葉を発するのに、だけど本音をストレートに言葉にすることが出来ない存在なのかな。だけどそんな言葉を本音の一歩手前に留める行為自体、きっと僕らが勝手にやるもので、言葉のせいではない。本気で伝えようと思えば出来るはずだし、要は自分次第なのかも。そして僕は逡巡する。


 今日、大変に奇妙な食い物を見つけました。

 “ 
DEATH RAIN ”。  ああ、なんと禍々しいその響き。

 ハバネロってお菓子ありますよね? それの姉妹版、なのかな?
しかし、ハバネロが好きな僕としては、食べてみるより他ありません。

                      ぱく

                     …………

              ◇▲×○<L$■!!!???

  ああ、言葉って時に本音を伝えるんだね。
 今この文章を打つ僕の指先はなぜか血まみれです。

11月25日(木) 本格的に僕の部屋が危険なことになってきました。

以前、自分の部屋の惨状を写真でアップしたと思います。

    10月29日の僕の部屋。

           あれから1ヶ月(綾小路きみまろ風)。

     同じ角度からの僕の部屋。


 そろそろ危ないので、本棚を買うことにしました。


11月24日(水) 喜国雅彦『本棚探偵の冒険』(双葉社)読了。評価:4。
いやあ笑った笑った。僕なんかまだ駆け出しの本読みです。こうはなりたくないけど。


 良く考えれば、このHPを始めて1ヶ月ちょっと。
 我ながら、よく毎日更新出来たなあ、としみじみ。来てくださる皆さん、感謝多謝。

 そもそもなぜHPを始めたかと思えば、なんとなく、な気がします (おい)
  社会人になれば途切れがちになる輪を保ちたい。
  自分の文章の鍛錬の場にしたい。
  IT社会の流れに乗ってみたい。
  16進法を勉強してみたい。
  ……
 そういう色んな思いが収束しての、なんとなく、です (と、フォロー)

 というわけで(どういうわけだ)、これからも皆さんよろしくです。


  さて、EXCITEのテキスト翻訳というのがネットにあります。
 基本的な英単語のスペルとかチェックするのに、結構便利です。
 で、先日その翻訳について、さるページでこんなことが書いてありました。

    “ 「まじっすか」を日→英で翻訳してみてください。 笑い死にます。 ”

 やってみました。 笑いました。 えっと、これ和英翻訳機なんですよね?

11月23日(火)



目にも止まらぬ焼き捌き。
 朝、一旦用事を済ませたあと、風邪のため、昼三時までしばし睡眠。
 その後、三田祭をちらりと覗きに行く。
 この盛況ぶりとも今年でお別れだと思うとちょっと寂しい。
 
さて、そんな祭で一人熱く焼きソバを焼く男、もとい漢(サイタニ)を発見。

←その凛々しい姿をご覧あれ。

 彼が凛々しく焼き上げた焼きソバを奢ってもらった後は、おなじみおーすがさんの合格祝勝会。

 プレゼントを贈呈したのですが、全然嬉しそうでないのが印象的でした(笑)
 そりゃああんなもん貰っても困りますよね。(提案したのは僕です、すいません)


 で、風邪引いてるのに飲み会参加した僕がどうなったかは、ご想像の通りです。
 あ、視界が霞んできた。

11月22日(月) 京極夏彦『絡新婦の理』(講談社文庫)読了。評価:5。
やり遂げた。


 「僕のミステリな日常」は、只管長くつまらなくなりそうなので、ネタが無い時に書くことにします。はいそこ、早速論理展開出来なくなったんだろ、とかいう突っ込みは受けませんよー。

 僕のマンションには集会室のような場所があって、時間100円で使用することが出来ます。カクレンボが出来る広さ、ソファに台所にピアノに防音と、使い勝手この上ないスペース。
 昨日は雑誌サークルの方で、その集会室を利用しました。

                    テーマは「缶詰」。

 原稿が仕上がっていない人々を詰め込んで、書けー書けーと鞭打つ企画です。

 ノーパソを持ち込んで、打ち込む事
7時間

 あ、幻覚が見える、と友人が言い出したころ、終了。その日一日で一万字近く打った彼に拍手。
 え、僕?僕は鞭打つ側の人間がんばりましたよ。しっかり原稿を上げて。

 で、結果、風邪を引いてしまったらしく、ノド・ハナ・セキの三重苦を味わっています。はっくしょん。


11月21日(日) 僕のミステリな日常。2。

 玄関前、唐突に置かれたこんにゃくゼリー。

 いやね、普通の人が見たらただの悪戯か、と思って素通りするんでしょうけどね。そこはそれ、ミステリファンとしては逃げるわけにはいかないじゃないですか。すわこれは僕に対する挑戦か。ちょうど、空手家が売られた喧嘩は(以下略)
 さて、ミステリファン、こと本格モノを愛する者として、発想は論理的でなくちゃあいけないと思うわけです。謎を論理的に解明してこそ、ミステリ。

      なぜこんにゃくぜりーが玄関前にあるのか?

 まず言えることは、これが間違って落ちたりしたものではなく、意図的に置かれたものだ、ということです。なぜかと言うに、ゼリーって、ほら、フタの部分が大きくなって、引っ繰り返った円錐形してますよね。つまりね、実際にポッケなりカバンなりから落としてみれば分かるんですが、普通ごろごろ転がると思うんです。
 ところが、このこんにゃくゼリーは、置いてある。つまり立ってるんです。これは、間違いなく誰かが意図的に置いたことの証拠に違いない!

 ていうか、これがただの偶然だったらミステリとして面白くないじゃないですか。

 よって、この謎はこう言い換えられます。すなわち、

 
     なぜこんにゃくゼリーが玄関前に置かれたのか?
                                         (もしかしたら続く)

11月20日(土) 僕のミステリな日常。

 およそ人というのは各々ある種の属性を持つ存在であり、その属性に従って環境が姿を変えていくのではないか、と思ったりします(意味不明)。 つまり、何かその人が特有の特性を持っていると、その特性と絡む出来事に遭遇しやすくなる、という感じ。例えるなら、

 空手家が日々暴力沙汰に事欠かなくなり、
 スタンド使いがスタンド同士で引き合い、
 勉強家が試験前に友人が増えたりするもの。

 それは多分、自分の属性と関係するものを無意識のうちに探してしまうからなのでしょう。今まで見ても気にしなかったことを、今度は探してしまう、という。ちょうど空手家が無意識に喧嘩を探し、スタンド使いが他のスタンド使いを探し、授業未出席の学生が必死に勉強君を探すように。

 さて、第2次ミステリブームに入ってから10ヶ月、俄かファンとはいえそれなりの数を読んで来たんじゃないかなーなんて思ってた僕の身辺に、遂にミステリな出来事が降りかかってきました。


         先日、家の玄関を開けたら、目の前にこんにゃくゼリーが置いてありました。

                          ブドウ味でした。

                          何だろう、これ?

                                        (もしかしたら続く)

11月19日(金) キューピット、という飲み物を知ってますか?

カルピスをコーラで割ったもの、という極めて紛い物の飲料です。

先刻何気なく冷蔵庫を開けたら、コーラとカルピスが置いてありまして。
特に深い理由もなかったんですが、取り敢えず混ぜてみました。
以前読んだ『詩的私的ジャック』という本にこの飲み物が紹介されていて、主人公が美味しそうに飲むので、試してみたのです。

仄かにピンク(?)がかった色。さてそのお味は?

……びみょー。

11月18日(木) 麻耶雄嵩『メルカトルと美袋のための殺人』(講談社文庫)読了。評価:4。
訳あって京極より先に読みました。だって京極分厚すぎて持ち運べないんだもん


雨の夜。
窓の向こうからしとしと聞こえる雨音が、何とも心地よい。
こんな夜は、片手にブランデーグラスを持ちながら――無論中身は午後の紅茶なわけですが――物思いに耽るわけです。

過程と結果、どっちが大切なんだろ。
頑張った過程があれば結果は伴わくてもいいのか、結果がないと意味ないのか。
まあ両方あったに越したことはありません。
ただ、アリキタリですが僕は頑張ったことを評価してみたい。
だって結果を褒めるのは他人だけど、頑張ったのを知ってるのは自分しかいないから。(もし頑張ったなら、という仮定つきですよー)


とか言いながら午前3時にHP更新している自分をなぐさめています(涙)

11月17日(水) ゼミの卒論中間発表終了。
これでゼミでの発表は全て終わり。あとは卒論提出するだけ。
そういえば明日からお祭り期間なんだねえ。暇人は寂しい。
午前中授業あるから行かないと……。

誰も見えないし、何かが現れる気配がしない。でも、私は信じている。さまよい続けていくことを。迷い続けている私自身を。私は間違っていないのだ。だってこれだけ幸福なのだから。

迷いっぱで、同じところをぐるぐる回っている気がしてならない今日この頃。

11月16日(火) 文庫限定で、読みたい本のリストが30冊を超えてしまった。年内までに読めるかな?
とかなんとか年内なんて言ってる私は馬鹿ですかそうですか。

ESSAYに読書百物語第6話をアップしたのですが、舌足らずのために付け足します。
僕は本というのは二種類あって、リアルとアンリアルの二つがあると思ってます。
現実の重さ、滑稽さを追求したリアル。それは純文学を産みます。
現実でないがゆえの面白さを追求したアンリアル。それは物語を生みます。
物語はさらに、時間軸の導入で3つに分かれます。
過去への憧れを持つファンタジー、
現実の中の非現実を求めたミステリ、
未来への憧れを持つSF。

などと無駄なことをゼミ卒論発表前日に考えている暇があったらさっさと準備しろってことですね。


11月15日(月) 秋の夜長。

お陰で気が付いたら徹夜で作業をしてしまいました。正直もう死にそうです(笑)
完全に思考停止しているので、今日は箇条書きで。

 綾辻行人の『暗黒館の殺人』に「中也」と呼ばれる人が出てくる。帽子被ってるの(笑)
 中也の「湖上」を使った、ミステリ史上屈指の名シーンが、有栖川有栖の『孤島パズル』に出てきます。
 僕が仕上げた原稿は、『二十一角館の「殺人」』という、綾辻さんのパクリミステリだ。
 今日の未明メールをくれた優しい人、心よりサンクス。元気付けられた。でもお陰で徹夜だ(笑)
 石輪毎月発行するって本当?

11月14日(日) 晩秋。

中原中也の詩が好きなのですが、その中でも、
「月夜の晩にボタンが一つ、波打ち際に落ちていた」で始まるのが好き。
(タイトル知らないのに好きって言えるのか)


秋の夜長、ふと詩を口ずさみたくなるもので。

 ボタンを落とした君の手は
 しかしボタンに届きません。
 ボタンを拾った僕の手は
 だけど君には届きません。
 そうして僕らはボタンを残し
 秋の夜長は更けましょう。
 はらりはらりと涙を落とし
 秋の夜長も更けましょう。

11月13日(土) えーと、ついに京極夏彦の作品に手を出すことになりました。
よって、しばらく一日一冊はお休み。もとい、不可能です。


えーと、どれくらい長いかというとですね、1400ページ

11月12日(金)

柳広司『聖フランシスコ・ザビエルの首』(講談社ノベルス)読了。評価:3。
可もなく不可もなく。期待してた分ちょっとがっくし。まあ普通に面白かったけど。

←僕の所属するサークルのマスコット、髑髏のどっくんです。

昔このどっくんを使って、骨について教授してくれた友達がいました。
「ジャッカル君、この首の骨ってさ、見ると分かるけど9個で出来てるんだよ。
で、そのうち一番頭に近い部分、これが重要なんだ。
というのもこれ、首を切断する際、絶対に頭蓋骨にひっついて取れないんだ。

てことはさ、もし骸骨が発見されたとき、頭側にこの骨が残ってたら、それは切断された死体ってこと。残ってなければ、骨が自然に分離したやつってこと……」

思えば何て危ない会話を僕はしていたのだろう。。。

11月11日(木) 森博嗣『封印再度』(講談社文庫)読了。評価:3。
このシリーズ前半5作の中で、2番目くらいに面白かったかな。

えーと、一部の方に誤解を与えてしまったようなので、日記改竄します(笑)
心配かけた方、すいません。。。別に何でもないのです。

生まれて初めて講談社ノベルスに手を出してしまった日。
ああ、文庫しか買わないというポリシーがあああぁ……(フェードアウト)


11月10日(水) ミッシェル・ルブラン『殺人四重奏』(創元推理文庫)読了。評価:3。
技巧的には面白い切り口。こういう入り方は初めてかな。

筆が進む瞬間というのは、突然訪れるもののよう。
石輪原稿然り、雑誌原稿しかり、文章然り、普段は全然浮かばないのに、ある瞬間に唐突に、
まるで晴れ空でいきなり雷が落ちてきたみたいにひらめくのだ。

それが、今日のゼミで訪れたので、さあ大変。
ずーっと内職してしまった。。。

11月9日(火)



創刊号。
浅暮三文『嘘猫』(光文社文庫)読了。評価:2。
突然やってきた猫達と僕の青春小説。猫が飼いたい。

雑誌サークルの歴史について、の原稿を書く。
今読み返すと、妙に若々しくて笑える。
創刊号から3年、今は出版社に依頼して製本してもらってるけど、
昔は一から全部手作りだったんだなあ、としみじみ。

泊り込みで編集作業したあの頃が懐かしい。
僕まだ21だけんどね(笑)

11月8日(月) 考古学研究会『ストーン・サークル2004.11』読了。評価:☆。
編集員の苦労が滲み出た、泣ける一品です(笑)


常日頃お世話になっている尊敬すべき先輩に、嬉しいニュースがありました。

 長い間お疲れ様でした!

先輩に敬意を表し、今日の日記とさせていただきます。

11月7日(日) 読書休憩日。
はいそこ、読書って休憩が必要なもんなんだ、何、苦行?とか言わない。


辛いものが苦手で、そのくせ好きだ。
鼻尻に汗をかいて、ヒーヒー言いながら、
水を片手に辛いものを頬張る。最高。

11月6日(土) 島田荘司『本格ミステリー宣言』(講談社文庫)読了。評価:3。
なぜ推理小説というのか、ミステリーの歴史を解説してるのが面白い純文学の人に読ませたい


ゼミのOB会。
暇なので大学に行ったら、友達に会った。
暇人メイトだ(笑)

これから雑誌の編集作業をしなきゃいけない。あー頭痛い。

11月5日(金)

芦原すなお『青春デンデケデケデケ』(河出文庫)読了。評価:5。
直木賞受賞の青春小説。底抜けに明るくて、少し感傷的になる。


吉祥寺にある「TRICK+TRAP」という本屋へ行く。
そこはなんと、日本で唯一(?)のミステリ専門書店なのだ!!!!

期待に胸膨らました僕の前に現れたのは、アパートの一室。
なるほど、確かにミステリしかおいてない。
でも、ちょっと小さくないかなあ。何か部室×2ぐらいの広さ。

僕はこう、3階建てのビルぐらいのを想像していたのだけれど。(そんなにミステリはない)


それでも掘り出し物があったので、三冊ほど購入。

11月4日(木) 池澤夏樹『南の島のティオ』(文春文庫)読了。評価:2。
児童文学作品。ふわふわした雰囲気が好き。

点が線になり、
線が面になり、
面が箱になり、
蓋が開いて中が見える。

人生ってそんなもんだと思う。

11月3日(水)



夜の都庁。不気味だ(笑)
岡部昌幸『ピカソの「正しい」鑑賞法』(青春文庫)読了。評価:2。
ミステリじゃないよ(笑)ピカソの人生を、絵と併せて語る。もう少し詳しく知りたいかなあ。


芝生の上に寝転んだら、空が見えた。
白い雲と青い空、漫画みたい(笑)

雲というのは、一見平面だけど、実は立体交差している。
東に動く雲と西に動く雲、それぞれが複雑に折り重なって重層的な多面体を形成する。
平面だけでは決して表現できない、不思議な様相。

そして僕はそれを、平面として見ている。

何気なく見えているものも、奥が深いものです。

11月2日(火) 依井貴裕『夜想曲(ノクターン)』(角川文庫)読了。評価:―。
いやー(悲鳴)!!僕の雑誌原稿とネタがかぶった!!!(もち、この人の作品の方が先)


電車の揺れが好きだ。
本を読むにも、物思いに耽るにも、あの独特の振動が心地いい。
人のいない夕方の車内で一人座っていると、
ふと自分と電車が一つになったような気におそわれる。
最初は断続的だったそれが、段々と一つの流れになって、
直線から曲線へ。
やがて世界が自分と一致する感覚が訪れる。
その瞬間は、堪らなく心地よいと思う。
そして僕は寝過ごす。

11月1日(月)


花の早慶戦

土曜日に雨を降らした僕としては、今日晴れてくれなきゃ切腹もの。
胸前で十字を30回くらい切りながら試合を待つ。ついでに優勝も祈る。

その甲斐あってか(それはない)、

2連勝すれば優勝、という緊迫ムードの中、8−2で快勝!!


早慶戦、初めての勝ち試合を観ました。
とても楽しかったです!
肩組んで若き血を8回も歌ったのは疲れましたが。