DIARY

2004 10/22〜10/31

10月。僕がHPを開設した月であり、僕が雨男確定した月でもある。

10月31日(日)

麻耶雄嵩『』読了。評価:3。
猫が。猫が。たいもんが。

関わっている雑誌サークルの編集会議。
……なんでみんな遅刻するんだ。

集まった原稿の添削、推敲。やけにハイレベルな文章が多い。
同じ書き手として非常に困ります(笑)


10月30日(土)
えー、私ジャッカルRは不本意ながらここで宣言をしなければいけません。



僕は雨男です。たぶん。



…………すいません、すいません、土曜日雨降らしてすいません。


10月29日(金)
竹本健治『トランプ殺人事件』(創元推理文庫)読了。評価:1。
いや、いくらなんでもブリッジのルールを作中で説明しきるのは無理だと思う。

本というのは、本来2回読む必要があると考えてます。
二度寝、二の足、良い意味で使われることが少ないですが、こと本に関して“二度読み”はとてーも大切です。

なぜなら、本は一度では消化しきれないから。
例えばミステリなら、普通は一回読むと結末が分かってるので、読む気が起きないはず。
しかし、再読すると、これが面白い。
今まで気付いてなかった伏線や美しい表現、お気に入りの台詞などが身体の中にふわーっと溶け込んできて、初めて「ああ、自分はこの本を読んだんだ」という感慨に耽ることができるのです。

最近、再読二度読みをしたいなあ、という本が結構増えています。
来週辺りから、そろそろ本当の楽しみを手に入れなきゃ。



えーと、つまり何が言いたいかと言うとですね、


一日一冊ペースで新刊読書するのはきつい、ってことです。(泣)


10月28日(木)

森博嗣『詩的私的ジャック』(講談社文庫)読了。評価:2。
最初のページの、エクスプレッションの歌詞が好き。

ぶらりと立ち寄った本屋で、唐突にサイン会が始まる。
誰だろうと思ったら、村山由佳さんだった。

大変だ、ということで村山ファンの某友人に連絡。(ちなみに恥ずかしながら僕は一冊も読んだことがない)
写真を撮れ、との命令を承る。
そして、撮れたのが、左。

すいません、ピントもろにずれました(汗) (村山由佳さんは本を渡している人の奥)



その後ぶらりと立ち寄ったCD屋で、桜井さん(ミスチル)のカバーアルバム、「沿志奏逢」を見付ける。

即購入。


10月27日(水) 森博嗣『スカイ・クロラ』(中公文庫)読了。評価:4。
浮遊感、限りなく透明に近いブルーな世界。ミステリだけど、ミステリじゃない。


青と蒼って、同じ色だけど言葉の響きが違う。
青は向かっていく能動的な響きで、蒼は包み込まれる受動的な感じ。
青は内に秘めるもので、蒼は外に拡がるもの。そして手の届かないもの。
だから僕らは青くて空は蒼いのかしらん。


……なーんてゼミ中ぼけーっと気障なことを考えていたら、先生に当てられて困った(笑)


10月26日(火) 島田荘司『ロシア幽霊軍艦事件』(角川文庫)読了。評価:3。
ネタを知っていたのが悔やまれる。

昨日の日記の苗字は、順に「いとむべ、くつみ、かなどめ」です。

雨。なぜ僕の活動日は雨。
偶々入ったバイトで、臨時収入が入る。
これであの本とこの本と……は、何を血迷ってるんだろう。
思えば僕の出費はほとんど本だなあ。よく無人島に何を持っていくか、という設問があるけれど、たぶん躊躇わずに本でしょう。どの本を持っていくかは分からないけれど。

京極作品なら、量だけならお腹いっぱいになれる(笑)


10月25日(月) 石持浅海『アイルランドの薔薇』(光文社文庫)読了。評価:4。
底辺に流れるアイルランド問題、ラストのどんでん返し、静かなだけど心に残るミステリ。

更新4日目。三日坊主は乗り切った(涙)

ミステリの登場人物は、得てして奇天烈な苗字を持ってます。
それは多分、これは現実ではないですよー、という意思表示なんでしょう。
被害者が「鈴木さん」で犯人が「田中さん」では、自分の周りの顔ぶれを思い起こしてしまってやだなーと。

しかし。

いくら現実の苗字とバッティングしないためとは言え、あまりに奇妙な名前は困るのです。
先日、とあるミステリを読んでいたら以下の苗字が並んでいました。


従者部さん、沓水さん、さん。


いや、読めないって。

10月24日(日)

朝暮三文『ダブ(エ)ストン街道』(講談社文庫)読了。評価:3。
ミステリならぬファンタジー。読後感爽快ー。

“壱万円札お札せんべい”、なる煎餅を貰う。
我らが福澤先生の生家、大分土産。たぶん。
A000001と記された通し番号がリアルです。

……コンビニで使ってみたい。。。


10月23日(土) 小林泰三『密室・殺人』(角川ホラー文庫)読了。評価:1。
ホラーは嫌いです……。じゃあ何故読む自分……。

新潟で地震。大丈夫だろうか。

サークルで、OBを交えた飲み会。皆、お疲れ様です。
ひさしぶりにOBの方と会えて楽しかった♪
帰りはなぜか品川で30分待って横須賀線で帰ったりしたけど、気にしない。
帰ったらお風呂が壊れてたけど気にしない。


10月22日(金) 竹本健治『匣の中の失楽』(双葉社文庫)読了。評価:5。
これは、これは良いよ。

トップページにも書きましたが、HPを作っちゃいました!

無理そうだったら閉じます(おい)

とりあえずこのDIARYと、紹介になっていない本紹介BOOKと、種々の駄文の寄せ集めのESSAYの3つをコンテンツで行きたいと思います。まだBOOKとESSAY全然無いですが……いずれ。

もし見てくれている方がいらっしゃるならば、宜しくお願いしますです!